翻訳について

HPを開設してから、仏教の話しがインターネットを通じて世界へ発信されることにより、外国の人も触れられることができればという思いから、この度、素晴らしい翻訳者のご縁を頂き法話が翻訳され実現したものです。
護持会の総会にてお話しされた佐々木玄吾先生の法話を全文翻訳して発信しようと思いたちましたが、翻訳者はそれぞれネイティブの人ということもあり、日本人さえ難しい仏教のお話しを翻訳することは大変なことであります。できるかぎり、法話の内容を損なわないように縮小した要約版ということで翻訳をお願いしました。翻訳者は日本語能力と翻訳能力が高いものでありますが、仏教の話しはほとんど聞いたことがない方です。ニュアンスが微妙におかしいところがありましたらご愛嬌下さい。仏教用語は語意を誤ってはもとないので、発音のまま用いた箇所があります。字がうまく出ないときは各国語の言語サポート等をダウンロードしてご覧下さい。
今回の翻訳を通じて多々学ぶものがありました。日本人が日本語の仏教の話しを聞いても難しいのに、まして外国語にするということは、それぞれの国の文化や歴史、言語の奥深さをもっているということに気付かされました。世界の仏教であっても各国によって様々な受取りがあります。また、浄土真宗という教えがとても深いがゆえに、一筋縄ではいきません。翻訳者も仏教の話しはなんとなく理解できるようでしたが、真宗の教えとなると頭を痛めたことです。
思いを形にしていくのにはまず一歩踏み出さなければならないと思います。初一歩をここに発信できましたことを報告致します。南無。(副住職)